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ボルボカーズ、高速道路で完全自動運転へ…次世代車向けレーダーを共同開発
ボルボカーズ(Volvo Cars)は5月6日、米国シリコンバレーのルミナー(Luminar)社と提携を結び、ボルボの次世代自動運転車向けに「ライダー」(LiDAR)を共同開発すると発表した。
ルミナー社は、自動運転車向けのコアセンシング技術を開発する米国のスタートアップ企業だ。パルスレーザー信号を利用して物体を検出するライダーなどを手がける。ライダーは、自動運転車に信頼性の高い長距離認知機能を与え、複雑な交通環境や高速走行時にも安全に誘導できるようにする技術として、非常に重要だ。
今回の提携により、ボルボカーズは次世代車に搭載される同社初の完全自動運転技術を、高速道路で利用できるようにする。2022年から生産開始予定の次世代「SPA 2」車台がベースのボルボカーズ車では、ルーフにルミナーのライダーを組み込み、自動運転に対応する。
また、SPA 2ベースの次世代車は、無線でソフトウェアを更新する。顧客が自動運転モードを選択した場合、高速道路での完全自動運転を可能にする「ハイウェイパイロット」機能が、周囲の安全を確認したうえで、作動する。
ハイウェイパイロット機能を有効にするために、ルミナーのセンサー技術は、自動運転ソフトウェア、カメラ、レーダー、ステアリング、ブレーキ、バッテリー電源などのバックアップシステムと組み合わせられる、としている。