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メルセデスベンツ GLA 新型、「AMGライン」を設定…欧州仕様

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデスベンツは4月28日、新型『GLA』(Mercedes-Benz GLA)の欧州仕様に「AMGライン」を設定すると発表した。

初代メルセデスベンツGLAは2013年9月、ドイツで開催されたフランクフルトモーターショー2013で発表された。メルセデスベンツ『Aクラス』の車台を利用した小型SUVで、小型4ドアクーペの『CLA』に続くAクラスの派生車種として登場した。このGLAが初のモデルチェンジを行い、2世代目となる新型が欧州で発表されている。

◆AMGラインはスポーティな内外装が特長

この新型GLAの欧州仕様車に設定されるのが、「AMGライン」だ。「スタイル」、「プログレッシブ」、AMGラインの3種類のトリムが用意される。このうち、AMGラインは、最もスポーティな仕様となる。

外観は、AMGデザインのフロントバンパー、クローム仕上げのフロントリップスポイラー、ディフューザ&クロームトリムのリアバンパー、スポーティなデザインのエグゾーストパイプを装備する。フロントには、クロームピン付きのダイヤモンドラジエーターグリルが採用された。足元には、19インチのAMGアルミホイールが装着される。

メルセデスベンツのロゴ入りのフロントブレーキキャリパー、穴あきフロントブレーキディスク、車高が低められたコンフォートサスペンション、ダイレクトステアも装備される。

インテリアは、スポーツシートとカーボン調パネルを標準装備した。スポーツシートは、人工皮革の「ARTICO」とマイクロファイバーの「DINAMICA」を組み合わせる。レッドのダブルトップステッチを添えたブラック仕上げとした。

3本スポークのステアリングホイールはナッパレザー仕上げ。フラットボトムデザインで、タッチコントロールボタン、室内装飾品に応じた赤または黒のトップステッチ、3ピースクロームフェースプレートが付く。

◆2種類のガソリンエンジンを設定

欧州仕様車のパワートレインには、2種類のガソリンエンジンが設定される。「GLA200」には、1.3リットル(1332cc)直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は163hp/5500rpm、最大トルクは25.5kgm/1620~4000rpmだ。トランスミッションは7速の「7G-DCT」。0~100km/h加速8.7秒、最高速210km/hの性能を備えている。

「GLA250」には、2.0リットル(1991cc)直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は224hp/5800rpm、最大トルクは35.7kgm/1800~4000rpmだ。トランスミッションは8速の「8G-DCT」。0~100km/h加速は8.7秒(「4MATIC」は6.7秒)、最高速240km/hの性能を発揮する。

◆ダイナミックセレクトで4MATICの特性を切り替え

オプションとして可変トルク配分機能を備えたフルタイム4WDシステムの4MATICが選択できる。油圧式の従来型とは異なり、クラッチは電動式とした。電気モーターがクラッチに軸方向の力を加え、プレートを開閉する。

ドライバーは、「ダイナミックセレクト」スイッチを操作して、4MATICの特性を変えることができる。通常走行の「エコ/コンフォートモード」は、前後駆動トルク配分が80対20で、「スポーツモード」では70対30に変化する。「オフロードモード」では、全輪駆動クラッチが車軸間のディファレンシャルロックとして機能し、前後駆動トルク配分はバランスの取れた50対50となる。

4MATICモデルには、「オフロードエンジニアリングパッケージ」が標準装備される。これは、下り坂の運転支援機能、メディアディスプレイのオフロードアニメーション、マルチビームLEDヘッドランプと組み合わせたオフロード走行用ライト機能などをセットしたものになる。