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【フェラーリ ローマ】日本披露…現代版“甘い生活”、車名に込められた意味

  • 《撮影 工藤貴宏》
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4月1日に国内お披露目が行われたフェラーリの最新GTモデル『ローマ』。フロントに620psのV8ターボエンジンを搭載し、リヤシートも備えた2+2クーペだ。

気になるのはそのネーミングである。フェラーリは「カリフォルニア」や「ポルトフィーノ」など地名をネーミングとすることがあり、この「ローマ」は言うまでもなくイタリアの首都の地名だ。果たして、そこにはどんな意味が込められているのだろうか?

「1950年代後半から60年代にかけてのローマの人々が楽しんでいたような、自由なライフスタイルをイメージしています」というのは、フェラーリジャパンの代表取締役社長を務めるフェデリコ・パストレッリ氏だ。

さらに「その時代のローマの人たちは人生を謳歌し、毎日のようにレストランやカフェで雰囲気を楽しんでいました。ローマは誰もが憧れる街だったのです」と説明。

そんな憧れのライフスタイルを提供するのが、エレガントなスタイルを身にまとった「ローマ」というわけだ。

さらにこのローマには「la nuova dolce vita」というコンセプトも生活する。イタリアでは広く使われる言葉の「dolce vita」は直訳すると「甘い生活」だが、「幸せな暮らし」といった意味が適切だという。そこに「新しい」という意味の「la nuova」が加わるので、「新しい幸せな暮らし」というわけだ。

「現代はストレスにあふれている。スマホを置いて、昔のようなコミュニケーションを楽しもう。愛する人と楽しい時間を過ごそう。フェラーリ・ローマはそれを体現するのです。都会の夜のナイトライフにも使えるし、もちろん2人のトリップにも」。フェデリコ・パストレッリ社長はローマのキャラクターをそう説明した。