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グーグル「ウェイモ」、第5世代の自動運転システム発表…検出性能を向上
グーグルの自動運転車開発部門のウェイモ(Waymo)は、第5世代の自動運転システムを発表した。システムは、ジャガーのEV、『I-PACE』に搭載される。
「Waymo Driver」と呼ばれる自動運転システムの第5世代では、検出性能を向上させる改良を施しているのが特長だ。ライダー(LiDAR)、カメラ、レーダーなどの性能は引き上げられ、それぞれの機能と安全性を最大限に引き出すために、最適な場所にレイアウトし直した。ウェイモによると、ハードウェアとハウジングの配置を慎重に精査し、各モジュールが互いの妨げにならないように、再配置したという。
第5世代の自動運転システムでは、ルーフ上のドームにLED照明を追加した。これにより、ライダーが昼夜を問わず、車両の周囲の物体を識別し、複数の自動運転車が待機している場合でも、どの車両であるかを確認するためのメカニズムとして機能する。
また、従来型では、コンピューターがトランクスペース全体を占有していた。しかし、第5世代の自動運転システムでは、コンピューターを小型化し、トランク床下に搭載した。そのため、トランク容量はベース車両のジャガーI-PACEと同等という。ウェイモは、荷物、食料品、ゴルフクラブ、折りたたみ車椅子など、あらゆるものを運ぶのに充分なスペースがある、としている。