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エヌビディアの最新AIコンピュータ、ヤマハが採用へ…陸・海・空の自動運転に
エヌビディア(NVIDIA)は9月13日、日本で開幕した「GPU テクノロジ カンファレンス (GTC) ジャパン」において、同社の最新AIコンピュータ「Jetson AGX Xavier」を、ヤマハ発動機が陸・海・空の自動運転に採用する、と発表した。
GTCジャパンは、エヌビディアが主催する日本最大の AI(人工知能)開発者カンファレンス。コンピューティング分野で、最重要かつ不可欠とされるトレーニング、貴重なインサイト、エヌビディアをはじめとする主要な組織の専門家とのネットワーキングが体験できる場となる。主なテーマは、自動運転車、スマートシティ、ヘルスケア、ビッグデータ、ハイパフォーマンス コンピューティング(HPC)、VR(バーチャル・リアリティ)など。
エヌビディアのJetson AGX Xavierは、AI、ロボティクス、エッジコンピューティング向けに作られた世界初のコンピュータ。Jetson AGX Xavier の高い性能により、次世代のマシンに不可欠なオドメトリ、ローカライゼーション、マッピング、画像認識、パスプランニングの処理が可能になるという。
ヤマハはこのJetson AGX Xavierを、陸・海・空の自動運転に採用する計画。無人農業用車両、ラストワンマイルビークル、マリン製品など、ヤマハの次世代製品の頭脳にJetson AGX Xavierを搭載していく。
具体的には、無人農業用車両やドローンに、Jetson AGX Xavierを搭載。農薬の散布、果樹の収穫、収穫物や機材の運搬などの効率化を進める。数年内の市場導入を目標に、2019年中にはAIを搭載した農業用の無人地上車両の実証実験を開始する予定、としている。