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ZMP、自動運転タクシー実証実験のシステムをMaaS開発事業者へ提供開始
ZMPは9月12日、大手町~六本木の自動運転タクシー実証実験のシステムを「自動運転プラットフォーム」として、モビリティとサービスを組み合わせたMaaS開発を目指す事業者等へ提供開始すると発表した。
自動運転プラットフォームは、ZMPが独自に開発してきた自動運転用車両RoboCarシリーズ、自動運転の統合コンピューターIZAC、自動運転車両を遠隔で監視しつつ配車などを管理するフリートマネジメントシステム(FMS)の3つで構成。これらの構成は、8月27日~9月8日にZMPと日の丸交通で実施した自動運転タクシー公道サービス実証実験でも利用されている。
ZMPの提供するMaaS開発・検証用自動運転プラットフォームは、目的の場所へ自動運転で走行しながら、その状態を管理するシステムまでが含まれる。そのため、サービス事業者はMaaSとして実施したいサービスに即したユーザアプリケーションや業務システムとの連携部分の開発に特化し、ZMPの自動運転プラットフォームとシステム連携することで全体のMaaSシステムとして開発・検証することができる。
なお、ZMPでは大手町~六本木でサービス実証を実施した自動運転タクシーで、タクシー予約やドア開閉などに活用しているサービスアプリケーション、および検証作業をスムーズに実施するためのシステム操作や安全確保・監視といったオペレーションについても、初期実験向けとしてあわせて提供していく。