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フェラーリ製エンジンと決別!マセラティ最強のSUV『レヴァンテ トロフェオ』、自社製V8搭載へ
マセラティのクロスオーバーSUV『レヴァンテ』の高性能モデル『レヴァンテ トロフェオ』に大きな変化が訪れる。フェラーリ製エンジンに別れを告げ、ついに自社製エンジンが搭載されることになりそうだ。その改良新型プロトタイプを、カメラが初めて捉えた。
レヴァンテは、2011年のフランクフルトモーターショーで初公開されたSUVコンセプト「Kubang」(クーバン)を起源としている。その後2016年3月のジュネモーターショーにて『レヴァンテ』として発表。7月より初のマイナーチェンジが施された改良新型を生産する。これに伴い、「トロフェオ」もアップデートされる。
厳冬のスカンジナビアで捉えたプロトタイプはフルヌードだ。しかし、まだエクステリアの更新は着手されていない様子で、今後フロント&リアバンパー、ヘッドライトとテールライト、及びグリルの再設計がなされると思われる。
改良新型のハイライトはその心臓部となりそうだ。現在トロフェオは、フェラーリ製3.8リットルV型8気筒エンジンを搭載しているが、ついに自社製エンジンに切り替えられる。フェラーリは2019年に、2021年以降マセラティへのエンジン供給を終了すると発表しており、レヴァンテは自社製パワートレインの第一弾となりそうだ。
変わって新たに搭載されるのが、4.0リットルV型8気筒エンジンだ。プロトタイプのフロントガラスには、「MY21 4.0 V8 AWD 590HP」のステッカーが貼られており、新エンジンが590hpを発揮することは明らかだ。
接近して撮影したキャビン内は、黒い布で覆われデザインが刷新される可能性高い。おそらくアップグレードされたデジタルインストルメントクラスタやインフォテイメントシステムを搭載するはずだ。
レヴァンテ トロフェオ 改良新型の登場は、最速でも2021年後半となりそうだ。