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フラッグシップEVへ転身!ジャガー XJ 次期型、生産型ボディをスクープ

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ジャガーのフラッグシップ・4ドアセダン『XJ』次世代型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

スクープ班では約2か月前、キャリアカーで輸送中のプロトタイプを捉えたが、現行モデルのテストミュールだったことが判明した。今回のプロトタイプが生産型となる。

目撃した車両は、大きく傾斜したルーフラインを持ち、現行型ではフラットなベルトラインが次世代型では後部ドアから徐々にキックアップしている。さらにドアハンドルは、EV『I-PACE』同様にポップアップハンドルとなり、充電口はリアフェンダーの真上に配置されている。

クーペスタイルを採用していることで、リアクォーターウィンドウが継承されるかは不明だが、設定されるとしてもよりコンパクトなサイズが予想される。またサイドミラーが現行モデルではAピラーに配置されていたが、ドア側へ移動されていることも見てとれる。

リアエンドでは、垂直だったテールライトはトランクに伸びる水平基調のデザインへ変更される。ラゲッジルームは平らに、少し短くなっているように見える。

プラットフォームには、より軽量でEVと燃焼駆動の両方のドライブトレインをサポートできる「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)を採用。各ホイールに1基づつ、最大4基の電気モーターを配置。90.2kWhのバッテリーパックを備え、最大292マイル(470km)の航続が予想されている。

次世代フラッグシップEVとなるXJのワールドプレミアは2021年以降となる。オーストリアのマグナシュタイアで生産されるI-PACEとは異なり、同社の英国「Castle Bromwich」(キャッスル ブロムウィッチ)工場での生産が予定されている。

市販型がデビューすれば、先日スクープに成功したアウディ『e-tron GT』をはじめ、メルセデスベンツ『EQS』、ポルシェ『タイカン』、テスラ『モデルS』などと市場で争うことになるだろう。