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自動運転向け、可動部分と回転機構のないLiDAR 東陽テクニカが販売 

東陽テクニカは、ADAS(先進運転支援システム)/自動運転システム向けLiDARを開発する欧州のXenomatiXの、周辺環境計測システム「XenoLidar」を9月5日に販売開始すると発表した。

「XenoLidar」は、自動車のルーフなどに取り付け、レーザーを照射し、反射光を検知することで周辺環境を測定する高精度な光学センサー。

世界で初めてLiDARにマルチビームを採用したTrue-solid-state型マルチビーム方式のLiDARで、可動部分と回転機構を持たないため、壊れにくく、自動車に搭載する際、設置場所の自由度が高い。数千本のレーザーによって1秒間に16万点照射することで、一度に多くのターゲットを検出でき、昼夜・天候を問わず、小さな対象物でも200m先まで車両周辺の状況を正確に検知・計測する。

また、3Dデータと2D画像の双方をリアルタイムに取得可能で、自動運転車両への搭載によって対象物の検出や、車両と各対象物との距離も正確に測定でき、さらに移動している対象物の速度算出や走行可能エリア(路面のフリースペース)の検出も可能。対象物の位置情報、車両との距離情報、移動情報など、様々な情報を取得できる。