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ベントレー コンチネンタルGT 新型に究極のラグジュアリーオープン、ジュネーブモーターショー2020で発表へ

  • 《photo by Bentley》
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ベントレーは2月19日、スイスで3月に開催されるジュネーブモーターショー2020において、新型『コンチネンタルGTマリナーコンバーチブル』(Bentley Continental GT Mulliner Convertible)を初公開すると発表した。

同車は、新型『コンチネンタルGT』ファミリーの中で、最もラグジュアリーなモデルだ。ベントレーのコーチビルド部門のマリナーが、そのクラフトマンシップを注ぎ込み、オープンカーのラグジュアリーを新たなレベルへと引き上げることを目指している。

◆専用デザインのダブルダイヤモンドグリル

エクステリアは、フロントに専用デザインのダブルダイヤモンドグリルを装着した。クリスタルガラスをイメージしたヘッドライトとの組み合わせにより、威厳に満ちたフロントマスクを演出する。「Mulliner」のロゴが入った特別仕立てのサイドベントは、ブラックダイヤモンドにシルバーをあしらったデザインとし、エクステリアに統一感を生み出す。

足元には、新デザインの22インチ10本スポークホイールを装着する。浮いたように見えるホイールバッジは、ホイールが回転しても正位置を保つセルフレベリングタイプとした。

61色という豊富なエクステリアカラーを用意する。さらに、オリジナルカラーで仕上げたいという顧客には、ベントレーの塗装スペシャリストが希望の色を製作する。

◆キャビン全体に約40万針のステッチを施す

インテリアは手作業で作り込まれた。インテリアの配色パターンは8通りで、好みの3色が選べる。マリナーが新たにデザインした8通りのカラースプリットでは、3番目の色がアクセントカラーとなり、インテリアに特長的なラインを描き出す。ハンドステッチで仕上げられたレザーには、Mullinerのロゴが刺繍される。

「ダブルダイヤモンド」と呼ばれる新デザインは、ベントレー独自のキルティングパターンの「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」にインスパイアされたものだ。4つのシート、ドアケーシング、リアクォーターに加えて、トノカバーにも初めて採用する。新デザインではダイヤモンド・イン・ダイヤモンドのステッチを相性の良い2色のコントラストステッチに変更し、キルティングの縫い目をいっそう際立たせた。

キャビン全体に施されるステッチは約40万針。ひとつのダイヤモンド模様が712針で形作られ、その一針一針がダイヤモンド模様の中心部に向かって正確に配列される。ベントレーによると、この刺繍方法の開発に18か月を要したという。

センターコンソールには、高度な技術を用いたコントラストダイヤモンドミル仕上げを採用した。ブライトリング製の時計を、クロームのブルズアイベント4つに囲まれるように配置した。ドライバー正面のLEDディスプレイには、デジタルメーターにブラッシュ仕上げとMullinerのロゴ加工が施される。

7パターンのムードライティングを装備し,MullinerトレッドプレートのイルミネーションやLEDウェルカムライトが、ドアミラーから地面に映し出すベントレーウィングとの相乗効果を引き出す。

オーディオシステムには、「Naim for Bentley」が設定さる。出力2200Wの18スピーカーシステム、アクティブバストランスデューサー2基、20チャンネルアンプ、アクティブバス付きDSPサウンドモード8種類が組み合わせられる。

◆パワートレインはV8とW12の両ツインターボ

パワートレインには、4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンと6.0リットルW12気筒ガソリンエンジンが設定される。6.0リットルW12ツインターボエンジン搭載車は、0~100km/h加速3.8秒、最高速333km/h。4.0リットルV8ツインターボエンジン搭載車は、0~100km/h加速4.1秒、最高速318km/hの性能を発揮する。

顧客には、専用の化粧箱に入った革製キーが手渡される。ハンドクラフトされた化粧箱はインテリアと同じ3色で彩られ、Mullinerのロゴが入る。革製キー以外のキー2個も、内装カラーに合わせたケースに1個ずつ入れられ、ケースにはコントラストステッチが施される。