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アストンマーティン ヴァンテージ 新型にオープン、ロードスター…欧州発表

  • 《photo by Aston Martin》
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アストンマーティンは2月12日、新型『ヴァンテージ・ロードスター』(Aston Martin Vantage Roadster)を、欧州で発表した。

同車は、2018年に発売された新型『ヴァンテージ』に追加されたコンバーチブルモデルだ。力強いパフォーマンスに卓越したダイナミクス、日常の使いやすさを融合している。

◆世界で最も速い動作を可能にした電動ソフトトップ

ルーフには、ファブリック製トップを採用した。コンパクト設計の電動格納メカニズムを備えている。このソフトトップは、50km/h以下なら走行中でも開閉できる。開閉にかかる時間は、オープン時が6.7秒、クローズ時が6.8秒。アストンマーティンによると、世界のあらゆるコンバーチブルシステムの中で、最も速い動作を可能にしているという。

インテリアには、ダッシュボード中央に8インチ液晶スクリーンをレイアウトした。これを介して制御する車載エンターテインメントシステムには、Bluetoothオーディオ&電話ストリーミング、USB再生機能、一体型サテライトナビゲーションシステムが含まれる。

アストンマーティンならではの高いレベルのクラフトマンシップを導入した。贅沢なアルカンターラやレザーをはじめ、最高級の天然素材を使って、ていねいな仕上げが施される。また、トランク容量は、200リットル。フルサイズのゴルフバッグとアクセサリーを収納できる。

◆4.0リットルV8ツインターボは最大出力510ps

フロントには、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを積む。このエンジンをフロントに低く、なるべく後方に寄せて搭載することで、車両の重心を下げると同時に、50対50の理想的な前後重量配分を追求した。

このV8ツインターボは、最大出力510ps、最大トルク69.8kgmを引き出す。トランスミッションは、ZF製の8速ATを組み合わせる。新開発の軽量の折り畳みルーフ機構と、最適化されたエクステリア&シャシーにより、クーペと比較して、重量増は60kgに抑えられた。動力性能は、0~96km/h加速が3.7秒。最高速は、オープン状態で306km/hに到達する。これは、クーペの0~96km/h加速3.5秒、最高速314km/hに対して、遜色ない性能といえる。

また、構造用せん断パネルとシャシーコンポーネントを慎重に開発することで、クーペで実現した強力なパフォーマンスとスポーツキャラクターを維持している。クーペと同じく、アダプティブダンピング、ダイナミックスタビリティコントロール、ダイナミックトルクベクタリング、エレクトロニック・リア・ディファレンシャル(「Eデフ」)を搭載している。

◆ロードスター専用に調整されたアダプティブダンピング

Eデフは、ESP(エレクトロニック・スタビリティコントロール・システム)と連携して作動し、車両の動きを精密にモニタリングして、エンジンパワーが必要なホイールに適切に配分されるよう、状況に対応した制御を行う。

従来のLSDと違って、フルオープンから100%ロックまで、一瞬のうちにディファレンシャルの働きを制御することができる。高速走行では、反応時間の短さと高い感度により、高い精度で車両の挙動をコントロールすることを可能にした。直進安定性においても、コーナリング性能の面でも、車両の能力が大幅に高まるという。

新型ヴァンテージ・ロードスターでは、リアダンパー、アダプティブダンピングシステムのソフトウェア、ESPに専用チューニングが施される。ロードスター専用に調整された最新世代のアダプティブダンピングシステムは、「スポーツ」、「スポーツ+」、「トラック」の各走行モードを切り替えることにより、ダイナミックなキャラクターをコントロールすることができるという。

また、走行モードを選択することで、エンジン、トランスミッション、Eデフ、ダイナミックトルクベクタリング、ダイナミックスタビリティコントロール、アダプティブダンピングおよび電動パワーステアリングの各システムの働きを、一括して最適化することができる。

スポーツからスポーツ+、さらにトラックへとモードを変更する度に、車両の敏捷性と各メカニズムの反応速度が高まり、車両のキュラクターがよりシャープになって、サウンドも豊かになり、ドライビングがよりエキサイティングなものに変わるという。