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【日産 セレナ e-POWER まとめ】走りはEV、ひとつ上のパワートレイン…価格や試乗記、改良新型での変更点
日産の主力ミニバン『セレナ』に電動パワートレインを搭載した『セレナ e-POWER』。ガソリンエンジンで発電した電力を用いてモーターで走るe-POWERは、アクセルペダルのみで減速の調整も行えるワンペダル方式を採用している。
2019年8月にマイナーチェンジを受け、フロントマスクを筆頭にデザインを一新。新たな外装色の追加や先進安全装備の拡充が行われた。なお、当記事にはマイナーチェンジ前の記事の引用もあり、現行モデルとデザインや安全装備、価格などが異なる場合がある。
目次26.2km/リットルの低燃費と力強い加速を両立 e-Power のマナーモードは「振動」なしのEV走行!開発責任者「ひとつ上のパワートレインになっている」ミニバンに e-POWER[詳細画像]【試乗】気遣いの出来るクルマになった…中村孝仁【試乗】大いに迷って選んでいただきたい…岩貞るみこ【試乗】ステップワゴンHV に対する優位性は…丸山誠【改良新型】フロントマスクに押し出し感、全方位運転支援を標準化
26.2km/リットルの低燃費と力強い加速を両立
日産自動車は、電動パワートレインを搭載した『セレナ e-POWER』を3月1日より発売すると発表した。
セレナ e-POWERは、2016年に『ノート』へ初搭載した新電動パワートレイン「e-POWER」を採用。ガソリンエンジンで発電した電力を利用してモーターの力で走行する。セレナならではの広い室内空間や快適性などはそのままに、さまざまなシーンや走行環境で、100%モーター駆動ならではの力強くレスポンスの良い加速を実現するとともに、車速に応じたエンジン回転制御とボディの随所に防音対策を施すことで、クラスを超えた高い静粛性も併せ持つ。また発電用エンジンでの効率的な発電や優れた空力性能により、26.2km/リットル(JC08モード)の低燃費を達成した。
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e-Power のマナーモードは「振動」なしのEV走行!
日産『セレナ e-Power』の販売開始前日となる2月28日、日産自動車は横浜市のグローバル本社ギャラリーで発表・試乗会を開催した。星野朝子専務執行役員は「『リーフ』で培った技術をつぎ込んだ新しいe-Powerをぜひ体験してほしい」とアピールした。
商品説明のあとは、お笑い芸人のフジモンこと藤本敏史、ミキティこと藤本美貴がゲストとして呼ばれ、試乗体験を含めたトークショーを繰り広げた。発表会のプレゼンとトークショーで強調していたのは、e-Powerによるスムースかつ力強い発進と加速。モーター走行による静粛性(3列目シートと運転席でも会話できるとする)、プロパイロットによる運転支援(イージードライブ+安全性)だ。
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開発責任者「ひとつ上のパワートレインになっている」
日産自動車は主力ミニバン『セレナ』に独自の電動パワートレインe-POWER搭載モデルを設定し、3月1日に発売した。価格は296万8920~340万4160円で、ベース車との価格差は約45万円。減税分を差し引くと実質35万円高という設定になっている。
セレナの開発責任者を務める中谷信介チーフビークルエンジニアは「乗っていただくと本当にわかると思う。35万円の値差はある。ひとつ上のパワートレインになっている」と語る。
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開発責任者「ひとつ上のパワートレインになっている」 画像
日産セレナ e-POWER 発表会
ミニバンに e-POWER[詳細画像]
日産自動車は2月28日に、ミニバンの『セレナ』に電動パワートレイン「e-POWER」を搭載した「セレナ e-POWER」を発表、3月1日より全国一斉に発売した。セレナ e-POWERは、搭載しているガソリンエンジンにより発電し、その電力を利用してモーターの力で走行する。
セレナの室内の広さや使い勝手、乗り心地などはそのままに、さまざまなシーンや走行環境において、100%モーター駆動ならではの力強くレスポンスの良い加速を実現した。さらに、車速に応じたエンジン回転制御とボディの防音対策により、高い静粛性を意図した。
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ミニバンに e-POWER 画像
【試乗】気遣いの出来るクルマになった…中村孝仁
昨年、即ち2017年、日産『ノート』がコンパクトセグメントにおいて販売台数1位になった。2016年に販売が始まった「e-POWER」がその販売を押し上げた結果である。
そして日産は、ミニバンの中核車種『セレナ』にも、このe-POWERを投入した。ノートを購入するユーザーの7割はe-POWERだというのだから、日産ではこの駆動方式をより拡大販売していきたいと考えるのは当然のことで、日産の提唱するワンペダルドライブもそれによって、より市民権を得ることに繋がるのだと思う。今回の試乗はまだ発売前だったこともあって、クローズドコースの本庄サーキットで行われた。だからもっぱらワンペダルドライブのフィーリングチェックに終始したわけだが、ノートの時から少し変わったところがあるので、先ずはそれを紹介しよう。
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日産 セレナe-POWER ハイウェイスター
【試乗】大いに迷って選んでいただきたい…岩貞るみこ
運転席に座ると、目の前には大きなウィンドーからの景色が広がる。見晴らしがよく心地いい。『セレナ』に人気があるワケである。そして今回、『ノート』で採用されている「e-POWER」が搭載された。エンジンで発電してモーターで走る、つまり走りそのものは電気自動車という独自の技術である。
e-POWERの楽しさは、アクセルペダルひとつで車速をコントロールできるところ。ノーマル/スポーツ/エコと3つのモードによって加速と減速が変わる。例えばスポーツに入れると、アクセルを踏んだ時にモーターならではの力強い加速が味わえ、アクセルをオフにすると、ブレーキを踏んだときのような減速感で速度が下がる。
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【試乗】ステップワゴンHV に対する優位性は…丸山誠
最初に『セレナe-POWER』に試乗したのは、発表前の2月中旬だった。場所は埼玉県・本庄サーキット。ミニバンなのにサーキット試乗とは、と疑問を抱きながら向かった。
サーキットを選んだという疑問は、走り始めてすぐに氷解。e-POWERは、従来のガソリン駆動のセレナと比べると動力性能が格段に向上している。日産はミニバンでもダイナミックに走れることを体感してもらうため、このステージを選んだとすぐに理解した。
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日産セレナe-POWER
【改良新型】フロントマスクに押し出し感、全方位運転支援を標準化
日産自動車はミニバン『セレナ』をマイナーチェンジ、デザインを一新するとともに、先進安全技術の装備を拡充させ、8月1日より販売を開始した。
フロントマスクは、特徴的な「ダブルVモーショングリル」を筆頭に、クロームを贅沢にちりばめた宝石のようなグリルパターンなど、リッチで押し出しの強い意匠とした。また、縦長のリアコンビランプをハイウェイスター専用パーツとしてデザインするなど、セレナが持つ品格のある佇まいはそのままに、より力強くスポーティに進化した。「セレナ e-POWER」には、新たに16インチアルミホイールを設定。よりダイナミックで存在感のあるホイールとした。
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日産 セレナ e-POWER ハイウェイスターV(サンライズオレンジ/ダイヤモンドブラック)