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【ホンダ アコード 新型】2年半遅れで国内導入、10代目の“自信”[詳細画像]

  • 《撮影 雪岡直樹》
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昨年の東京モーターショー2019で明らかになった日本仕様のホンダの新型セダン『アコード』。1976年に発売された初代から数えて、今回で10代目。北米や中国では既に発売されている新型が、日本国内でまもなく登場する。

2013年に発売された9代目から7年。新型アコードでは、より個性的な魅力、つまりエモーショナルな要素に着目し開発が進められた。「ABSOLUTE CONFIDENCE(絶対的な自信、純然たる信頼)」をグランドコンセプトに据えた新型アコードは、世界水準の走りと人中心の骨格を表現したというデザインを持つ。

新型アコードのインテリアをデザインするにあたり、モチーフとなったのがコンサートホール。ゾーニングと質感を両立するプラチナクロームメッキが随所に散りばめられ、ハンドルにはソフトで滑らかなレザーが、シートには本皮が採用された。

ボディーサイズは全長4900×全幅1860×全高1450。全長は現行モデルと比べ45mm短くなったものの、ホイールベースが55mm拡大。低・ロングノーズ化、低全高化されたことより、FF車ながらもワイドアンドローな印象を見る者に与える。Aピラーを10mm後方に移動させることで、低全高だが広い前方視界を、ヒールポイントとヒップポイントを下げることで新型アコードでは安定感のある運転姿勢を確保した。また、ヒザ周りの空間が50mm、足元が70mm拡大され、競合するライバルと比べ圧倒的に広い後部空間を実現した。

根本から見直された新開発のボディは、曲げ剛性が24%、ねじり剛性が32%向上させながらも、重量を5%軽減。その新骨格ボディと新開発のマルチリンク式リアサスペンションにより、トランク容量が149リットル拡大し、573リットル。ハイブリッドセダンとしてはクラストップの大容量トランクだという。

パワーユニットは、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を採用。最高出力145PS、最大トルク175Nmを生み出す直列4気筒2.0リットルアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンに加え、最高出力184PS、最大トルク315Nmを発生させる2モーター内蔵電気式CVTを組み合わせることで、WLTCモード燃費で22.8km/リットルを実現。また、パワーコントロールユニットを15%、インテリジェントパワーユニットを32%コンパクト化することで、広い車内空間の確保に寄与している。

ドライブモードは、スポーツ・ノーマル・コンフォートの3つを設定。モードに応じて走りやステアフィール、エンジンサウンドなどが変化する。車内に伝わるサウンドは、ホンダ初となる3マイクタイプのアクティブノイズコントロールを採用し、車内に伝わるノイズを打ち消し音によって相殺するという。

価格や発売日、グレードは後日追って発表される。