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ホンダ CR-V 新型で赤を選べるのは日・欧だけ…日本仕様と欧州仕様の関係は?
2年ぶりの復活を果たして30日に正式発表された、待望の新型ホンダ『CR-V』。すでに海外では発売されているので「やっと」という印象を拭えないが、実は日本仕様では早くから先行発売されていた地域向けとは異なる仕様が用意されている。
それが「ハイブリッド+4WD」のパワートレインだ。これは先行して発売している北米や中国、東南アジアには用意がない。
商品企画を担当する安井貴政さんは「日本と欧州でほぼ同時デビューですね」と教えてくれた。
実は、日本仕様は欧州仕様に近いスペック。欧州仕様は日本仕様よりわずかに早く発表されていて、その欧州仕様を作る際にはサスペンションやハイブリッドの味付けなど、走りの性能が一段と磨き上げられた。日本仕様にはそれが反映されているのだ。サスペンションの設定は北米やアジアと違う、欧州仕様の味付けに準じているという。
ホンダにとってCR-Vは『シビック』に次ぐ量販車種。だから世界各地の工場で作られているのだが、日本仕様は日本の寄居工場で作られる。そして日本市場以外向けでは欧州仕様も寄居工場が生産を担当している。そういう意味でも、欧州仕様は日本仕様と極めて近いのである。
ちなみに新型CR-Vの日本仕様には「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」という鮮やかな赤色が用意されている。これが作られるのは世界中でも寄居工場だけで、いわば日本と欧州だけの限定色である。