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大きな目で歩行者とアイコンタクト、ジャガー・ランドローバーの自動運転実験車

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は8月28日、最新の自動運転の実験車両を発表した。

この自動運転の実験車両は、英国政府支援の「Autodrive」プロジェクトの一環。車両の挙動が、新技術に対する人間の信頼にどのような影響を与えるのか、理解を深めるのが目的。認知心理学者のチームの協力を得て、自動運転の実験車両を開発した。

小型の自動運転の実験車両には、2つの大きな目が取り付けられているのが特徴。ジャガー・ランドローバーによると、歩行者や自転車に乗る人の63%は、道路を横断する際に不安を覚えるという。それは、目の前で自動車が止まってくれるのか、そうでないか、判断できないためだという。

そこで、ジャガー・ランドローバーの自動運転の実験車両では、2つの目が歩行者や自転車に乗る人とアイコンタクト。歩行者や自転車に対して、「道路を渡ってください」とのメッセージを伝える。

ジャガー・ランドローバーは、今回の実験は将来の自動運転車が、人間の行動にどのように反応できるかを調べる幅広い研究の一部、としている。