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超高級SUVセグメントの勝者は…ベントレー ベンテイガ、大幅改良で競争力アップへ

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ベントレー初のクロスオーバーSUV『ベンテイガ』が初の大幅改良を迎えようとしている。その最新プロトタイプを、厳冬のスカンジナビアでカメラが捉えた。

これまでで最もカモフラージュが軽い状態で捉えたプロトタイプ車両だが、未だヘッドライト・テールライトにはステッカーが貼られ、現行モデルと変わらぬグラフィックを装っている。しかし、入手した情報によれば、『フライングスパー』2020年型と似た新しい照明ユニットを装備、テールライトは『コンチネンタルGT』からインスパイアされたスリムなデザインになるという。またエアインテークを含むバンパーとフロントグリルは再設計されることが濃厚だ。

キャビン内では、インフォテイメントシステムに大きなアップデートが期待できるだろう。ベンテイガはVWグループ内でまだ古いシステムを採用している唯一の高級SUVのため、コネクト機能を備えた大型で高精細のインフォテイメントディスプレイと、「コンチネンタルGT」と同様の回転式12.3インチタッチスクリーンも期待できるかもしれない。またフルデジタル化されたクラスタ、修正されたトリム、運転支援システムの搭載も見込まれている。

超高級SUV市場は、ロールスロイス『カリナン』に続いて、メルセデス『マイバッハGLS』、アストンマーティン『DBX』の登場で激化しており、競争力を高めるためにも内外とも大幅に進化することが必至だ。

パワートレインは、エントリーモデルに3.0リットルV型6気筒+電気モーターのハイブリッドモデルを設定。上位には最高出力550psを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボ、最高出力608psを発揮する6.0リットルW型12気筒ツインターボ、最高出力635psを発揮する『スピード』などのラインアップがキャリーオーバーされる予定だが、ハイブリッドモデルを除き馬力やトルクの向上も期待できるかもしれない。

予想されるワールドプレミアは2020年前半で、早ければ3月のジュネーブモーターショーと思われる。