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VWの商用バン『キャディ』、マイルドハイブリッド搭載で18年ぶり刷新へ
VW伝統の商用バン、『Caddy(キャディ)』新型プロトタイプをカメラが捉えた。
豪雪の北ヨーロッパで撮影に成功したプロトタイプは、ボディクラッディングを含め多くのカモフラージュを残している。しかし、プロジェクターレンズを備えるスマートなヘッドライト、クローズドグリルや丸型フォルグランプを装備、エアインテークはフロントバンパーの下へ位置するなど乗用車の要素を大きく取り入れたフロントエンドへ大刷新される予感だ。
サイドビューでは、フロントドアウィンドウの三角窓は排除されていること、スライド式リアドアが見てとれる。リアエンドでは、テールライトがカモフラージュされているが、現行モデルのコンパクトなデザインから、ルーフまで伸びるスポーティなデザインが採用されている可能性もありそうだ。
またエキゾーストパイプに取り付けられた追加のセンサーは、おそらくモーターからの排気ガス量の測定だろう。
次期型では、VWグループ最新の「MQB」プラットフォームを採用するとみられる。スマートなパッケージングを可能にし、インテリアや貨物スペースにプラスの影響がみられるはずだ。ベースモデルのほかにLWB(ロングホイールベース)が設定されるが、このプロトタイプはベースモデルと思われる。
パワートレインは、ターボチャージャー付きのディーゼル、及びガソリンユニット、そして遅れてマイルドハイブリッドの設定も濃厚だ。
3代目である現行モデルは2003年にデビューしており、以降16年間フルモデルチェンジが行われていない。新型は2021年に登場が予想されており、実に18年ぶりのフルモデルチェンジとなる。