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メルセデスベンツ、自動運転車によるライドシェアの実証実験を開始

  • 《photo by Mercedes-Benz》
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メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は12月9日、自動運転車によるライドシェアの実証実験を、米国カリフォルニア州サンノゼで開始した、と発表した。

この実証実験は、ボッシュと共同で行うものだ。メルセデスベンツ『Sクラス』をベースにした最新の自動運転プロトタイプ車を使用する。

サンフランシスコ湾南岸のシリコンバレーの中心地であるサンノゼは、人口が100万人以上に上るカリフォルニア州で3番目に大きい都市だ。メルセデスベンツとボッシュは、このサンノゼにおいて、高度な完全自動運転(SAEレベル4/5)のオンデマンドライドシェアサービスの実証実験を開始した。

メルセデスベンツSクラスベースの自動運転プロトタイプ車を使用して、市街地とサンノゼ西部の間に位置するサンカルロス/スティーブンスクリークの特定のユーザーコミュニティに、オンデマンドライドシェアサービスを提供する。今後20年間で人口が40%増加すると予想される大都市圏は、次第に大きくなるモビリティ問題に直面している。そこでサンノゼ市当局は、自動運転車が道路を行き交う未来に向けて、準備を整えていく方針だ。

メルセデスベンツSクラスがベースの自動運転プロトタイプ車には、最新のシステムを搭載する。各種センサーから得られたデータを、数ミリ秒以内に評価を行う。さまざまな受信データを分析して、短時間で走行指令に変換するために、膨大な演算処理能力を備えている。

メルセデスベンツは、今回の実証実験により、自動運転の開発に関するさらなる洞察が得られることを期待する、としている。