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【アルファロメオ ジュリア】日本発表「アルファロメオブランドの新しい時代の始まり」
FCAジャパンはアルファロメオブランドのDセグメントスポーツサルーン『ジュリア』を10月14日から販売を開始すると発表した。FCAジャパンのポンタス・ヘグストロム社長は9月6日に都内で開いた発表会で「アルファロメオブランドの新しい時代の始まり」と述べた。
ヘグストロム社長は「イタリア本社ではアルファロメオの歴史、そしてそのDNAの深部を改めて見つめ直し、アルファロメオを造り上げている特質を改めて定義付けた。それは革新的なエンジンを持ち、50:50の前後重量配分、そして独創的な技術的ソリューションが組み合わされ、優れたパワーウェイトレシオを誇り、また洗練されたイタリアンデザインが施されたクルマ。これらの特質を現実の形にした第一弾がジュリア」と紹介。
さらに「ジュリアのシートに座るだけで、このクルマがドライバーを中心に据える使命の元で造られ、そして息を飲むドライビング体験を約束する後輪駆動モデルであることがすぐわかる。由緒正しきブランドに皆様が寄せる期待のすべてを1台に凝縮した」と強調した。
ジュリアに凝縮された特質のうちエンジンに関しては「(ハイパフォーマンスモデルの)クアドリフォリオにはフェラーリ出身のエンジニアチームを中心にアルファロメオで独自開発された2.9リットルV6エンジンが搭載されている。510馬力の最高出力に加え、0→100km/hの加速をわずか3.9秒で達成するパフォーマンスを実現する」と説明した。
独創的な技術的ソリューションについては「軽量化に貢献するカーボンプロペラシャフト、さらにはアルミを多用し革新的な構造を持つアルファリンクサスペンションを全グレードに装備することにより、エントリーモデルから最上級モデルまで一貫してハイレベルな走りを楽しんで頂くことができる」とした。
日本に導入されるジュリアは4グレード構成で、エントリーグレードのジュリアが受注生産で446万円、ラグジュアリーグレードのジュリア スーパーが543万円、スポーティグレードのジュリア ヴェローチェが597万円、ジュリア クアドリフォリオが1132万円となっている。
クアドリフォリオ以外のグレードには2リットル直列4気筒インタークーラー付ツインスクロールターボエンジンが搭載される。このうちヴェローチェは最高出力が280馬力で唯一の左ハンドル、4輪駆動モデルとなっている。
またヘグストロム社長は「ジュリアの導入に合わせアルファロメオ専売ディーラー網を全国的に構築していく。新店舗はブランドの新しいコーポレートアイデンティティに基づき、プレミアム感とハイセンス感を表現したデザインとなる。既存の正規販売店に加え、新規ディーラーとの契約を締結し、2018年中に全国60店舗規模にまで拡大する」ことも明らかにした。
さらに「我々はアルファロメオの豊かな歴史を誇りに思っている一方で、ジュリアはこのブランドの新たな出発点を象徴し、未来を見据える」と締めくくった。