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NTTグループ、トヨタの自動運転コンセプトカー『LQ』にAI技術を提供

  • 《撮影 安藤貴史》
  • 《画像:JOLED》
  • 《撮影 安藤貴史》
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NTTおよびドコモは11月20日、NTTグループのAI技術を、トヨタ自動車の自動運転コンセプトカー『LQ』の車載AIエージェントに展開すると発表した。

今回、NTTの「インテリジェントマイク」「音声認識」「音声合成」、ドコモの「行動先読み」を、トヨタが2020年6月から9月まで、MEGA WEBなどで実施するLQの試乗会「トヨタYUIプロジェクトTOURS 2020」のAIエージェントに技術提供する。

「インテリジェントマイク」「音声認識」「音声合成」は、NTTが長年培ってきたAI技術を結集し、車内の背景音を抑えながら乗員の音声だけを抜き出し、深層学習を活用したDNN(Deep Neural Network)技術を駆使して、高い音声認識率および人の声に遜色ない合成音声を提供。現在国内外にて、約800万台の自動車に展開している。

「行動先読み」は、NTTグループのAI技術ブランド「corevo」のひとつで、ドコモが開発した「先読みエンジン」を活用し、日常の行動データからそのユーザの生活習慣や趣味・嗜好を学習することで行動を予測。ユーザに合った情報を適切なタイミングで提供する。

トヨタYUIプロジェクトTOURS 2020では、会話を中心とした「YUI」とのコミュニケーションに「インテリジェントマイク」「音声認識」「音声合成」技術、事前に公開されるスマートフォンアプリからユーザー一人一人の趣味・嗜好を「YUI」に学習させることに「行動先読み」技術が使用される。