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MINI クラブマン 改良新型、「JCW」は306馬力に…ロサンゼルスモーターショー2019に出展へ
MINIは、11月20日に米国で開幕するロサンゼルスモーターショー2019に、改良新型『ジョンクーパー ワークス クラブマン』(MINI John Cooper Works Clubman)を出展すると発表した。
ジョンクーパーワークス(JCW)は、MINIシリーズの頂点に立つ高性能グレードだ。現行MINIシリーズでは、JCWは『ハッチバック』や『コンバーチブル』などに設定されている。現行のジョンクーパー ワークス クラブマンは2016年秋、パリモーターショー2016で発表された。デビューからおよそ3年を経て、初の本格改良を受けて、改良新型が登場した。
◆最新のLEDテクノロジー
改良新型では、ヘッドライトのデザインを変更する。LEDヘッドランプには、ロービームとハイビームに明るさを向上させる新開発LEDモジュールを採用した。シールド部分はブラックで仕上げる。ヘッドライトを囲むリングは、デイタイムランニングライトとウインカーの両方の機能を持つ。LEDフォグランプも採用している。
バンパーとグリルも新デザインで、グリルはハニカムパターンとなる。ルーフやドアミラーカバーを赤で仕上げることもできる。
リアは、LEDテールランプを標準装備した。クロームサラウンドのライトユニットが、リアドアに組み込まれているのが新しい。英国の国旗「ユニオンジャック」パターンも選択できる。
◆MINIコネクテッドアプリ
インテリアには、最新の車載コネクティビティを採用する。「MINIコネクテッド」は、車載通信モジュールにより、ドライバーと車両、それらを取り巻く周辺環境をITネットワークでつなぎ、総合的なテレマティクスサービスを提供する。
「MINIコネクテッドアプリ」は、アップル社のスマートフォンを利用して、車両を遠隔操作できるサービスだ。アップルのスマートフォン専用アプリ、MINIコネクテッドアプリを介して、車外からベンチレーションを起動させ、ドアのロックやロック解除も行える
◆0~100km/h加速4.9秒
改良新型では、パワートレインを大幅に強化した。従来モデルでは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンのスぺックが、最大出力231hp、最大トルク35.7kgmだった。改良新型には、新開発の直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。BMWの「ツインパワーターボ」テクノロジーを導入し、最大出力は306hp/5000~6250rpm、最大トルクは45.9kgm/1750~4500rpmを獲得する。従来モデルの231hp、35.7kgmに対して、75hp、10.2kgmもの上乗せとなる。
トランスミッションは8速AT「ステップトロニック」。前輪にメカニカルディファレンシャルロックを内蔵した新開発の8速ATとなる。駆動方式は4WDの「ALL4」。DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)と連携しており、前輪と後輪の間で理想的な駆動トルクを配分する。改良新型は0~100km/h加速4.9秒と、従来の6.3秒から1.4秒の短縮を果たす。最高速は250km/hでリミッターが作動する。
足回りは、スポーツサスペンションやスポーツブレーキシステムで強化した。内外装は、スポーティな仕上げ。外観は、専用バンパーやエアロパーツを装備して迫力アップ。足元は18インチの専用アルミホイールで引き締めた。室内には、スポーツシートなどが専用装備されている。