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ロールスロイス ゴースト、10年ぶりフルモデルチェンジへ…BMW「M760Li」の心臓を移植
ロールスロイスの4ドアサルーン『ゴースト』の次期型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで高速テストを開始した。
ゴーストは2009年に『ロールスロイス 200EX』として初公開された後、4月の上海モーターショーにて『ゴースト』に改名、日本市場には2009年から投入されている。同社のフラッグシップモデル『ファントム』の下に位置し、ライバルにはベントレー『フライングスパー』やメルセデス・マイバッハ『S600』などがあげられるだろう。
次期型ゴーストは、SUV『カリナン』と同じアルミニウム集約型アーキテクチャ、「Architecture of Luxury」プラットフォームに乗り、ボディの剛性や洗練性を改善。英国ウェスト・サセックス州で製造される予定だ。また開発と検証プログラムの一部はBMWのR&D部門によって行われることが濃厚と伝えられている。
捉えた開発車両は、フルカモフラージュのためディテールは不明だが、観音開き式「コーチドア」を引き続き採用、『ファントム』に似た薄型ヘッドライトや同社伝統である大型で平らなグリルを装備するはずだ。またAピラー以降トランクルームへ滑らかなルーフラインが見てとれることから現行モデルよりかなりスポーティなボディスタイルも予想される。
心臓部には、BMW『M760i』に搭載されている6.6リットルV型12気筒ツインターボエンジンが最有力とされ、最高出力は585psを発揮する。遅れてプラグインハイブリッドも予想されるが、4輪駆動システムを採用するかどうかは不明だ。
キャビン内では、デジタルクラスタ、より大型のインフォテイメントスクリーン、ヘッドアップディスプレイ、最新のアクティブセーフティシステムを搭載する。
ワールドプレミアは2020年内となるだろう。