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ZF、商用車向け車線維持システム発表…北米商用車ショー2019
ZFは10月28日、米国アトランタで開幕した北米商用車ショー2019において、商用車向けの車線維持システム、「OnTraX」を発表した。
調査によると、車線逸脱事故の1件あたりの平均コストは、約5万3000ドル(約580万円)。事故の32%は、ドライバーの意図しない車線逸脱が占めているという。
ZFのOnTraXは、短距離レーダーを採用することにより、車線変更時などの安全性を高めている。車体の側面に取り付けられた短距離レーダーは、ドライバーから見えない死角を検出する。
このOnTraX を、アダプティブステアリングの「ReAX」に組み合わせると、システムは、障害物や死角を検出した場合、ドライバーに警告を発するようにプログラムできる。システムは、障害物を回避するようにプログラムすることも可能だ。
ZFは2020年、OnTraXの商用車メーカーに対する納入を開始する予定だ。ADAS(先進運転支援システム)の開発は、ZFが掲げるビジョン・ゼロのゼロ・アクシデントの実現を支援するもの、としている。