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三菱 アウトランダー、2020年モデルを欧州発売

  • 《photo by Mitsubishi Motors》
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三菱自動車の欧州部門は、『アウトランダー』(Mitsubishi Outlander)の2020年モデルを欧州で発売した。

すでに三菱自動車は、プラグインハイブリッド車(PHV)の『アウトランダーPHEV』の2020年モデルを欧州で発売した。これに続いて、ガソリンエンジン搭載のアウトランダーも、2020年モデルを投入している。

◆最新のコネクトと先進運転支援システム

2020年モデルでは、コネクティビティが充実する。最新の8インチディスプレイを備えたSDA(スマートフォンリンク・ディスプレイ・オーディオ)システムを搭載した。スマートフォン接続も備えており、Appleの「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」や、デジタルラジオに対応し、Bluetooth接続も可能にしている。

また、360度のカメラ、アダプティブクルーズコントロール、車線逸脱警報システム、衝突被害軽減ブレーキシステムなどの最新の先進運転支援システム(ADAS)を、グレードに応じて採用している。

◆インテリアをアップグレード

2020年モデルでは、すべてのモデルに電動ランバーサポートを備えたシートを標準装備した。快適性とサポート性を高めるために、リアシートには改良を施した。ダッシュボードも変更され、新しい空調コントロールとインフォテインメントシステムに対応している。ボディカラーには、レッドダイヤモンドが新設定された。

2020年モデルでは、入門グレードが装備を充実させた。エントリーグレードには、新たな呼称として「デザイン」を採用する。3列の7シート、4WD、オートマチックトランスミッション、新しい8インチのインフォテインメントシステムを標準装備し、18インチのアルミホイールも装備している。ヒーター機能付きのフロントシート、キーレス操作システム、電動パーキングブレーキ、折りたたみ式ヒーター付きドアミラー、フロントフォグランプ、オートライト、オートワイパー、クルーズコントロール、デュアルゾーンオートエアコン、プライバシーガラスも装備された。

2020年モデルには、「エクシード」と呼ばれる新しいトップバージョンを設定する。電動サイド調整を備えたレザーシートが装備された。360度カメラ付きのTomTomナビゲーションシステムをはじめ、LEDヘッドランプ/ハイビーム/フォグランプ、ヒーター機能付きのステアリングホイール、パワーテールゲート、リアクロストラフィックアラート、ブラインドスポット警告、ツインリアUSBポートが装備されている。

◆2.0リットル直4「MIVEC」搭載

欧州向け2020年モデルのパワートレインは、自然吸気の2.0リットル直列4気筒ガソリン「MIVEC」エンジンのみとなる。最大出力は150ps/6000rpm、最大トルクは19.9kgm/4200rpmを引き出す。トランスミッションは、パドルシフト付きのCVTを組み合わせる。

燃費を抑えた走行を行う「エコ」モードを用意する。アクティブスタビリティコントロール付きの電子制御4WDシステムは、「オート」、「スノー」、「ロック」、「スポーツ」の4種類が切り替えられる。

動力性能は0~100km/h加速が13.3秒、最高速が190km/h。WLTP計測による燃費は、複合モードで11.5km/リットルだ。CO2排出量は、169g/kmと公表されている。