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現行型は見送り?メルセデス Cクラス「オールテレーン」は次期型で実現か
メルセデスベンツは2020年のワールドプレミアに向け、屋台骨である新型『Cクラス』を開発中だ。その新型に初の「オールテレーン」が設定される可能性が極めて高いことがわかった。
オールテレーンは、2017年『Eクラス』に初めて設定されたクロスオーバーモデルだ。メルセデスは、アウディ『A4オールロードクワトロ』、ボルボ『V60クロスカントリー』に対抗すべく、よりコンパクトで手頃な価格のクロスオーバーモデルを用意するようだ。
Cクラスオールテレーンでは、4MATIC全輪駆動システムを標準装備、リフトアップされたボディにプラスチック製ボディクラッディング、フロント&リアにスキッドプレートなどを装備し、ゆとりある地上高と耐久性を実現するだろう。Eクラスオールテレーンでは、4.7インチ(121mm)から6.1インチ(156mm)の地上高を可能にする3つの選択可能なエアサスペンションを装備しており、それに準じた装備も期待される。
新型Cクラスには、軽量の「MRA2アーキテクチャ」(メルセデス・リアホイール・アーキテクチャの第2世代)を採用し、EVブランド「EQ」シリーズに採用される「EVA」(電気自動車アーキテクチャ)と一部のコンポーネントを共有すると見られている。
またアウディ、BMW、ダイムラーの連合で買収した地図情報サービス大手「HERE」社の3Dデジタルマップが採用される。自動運転、またはそれに準じた先進技術が採用されるのは間違いない。また、WLANホットスポットを含むオンライン接続が3年利用可能になり、インフォテイメントシステムは幅30cmのディスプレイに拡大表示されるという。
パワートレインの電動化も進むだろう。1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ+マイルドハイブリッド、2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボ+マイルドハイブリッド、またEV走行だけで100kmと噂される直列4気筒エンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドなどのラインアップが予想される。
Cクラス新型のワールドプレミアは、2020年内、オールテレーンは2021年のデビューとなりそうだ。