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中国・百度 創業者が描くAI・自動運転の未来、書籍「AI革命」を翻訳出版
書籍ダイジェストサービス「セレンディップ」を運営する情報工場は、中国・バイドゥ(百度)創業者ロビン・リー氏が著した、AI・自動運転開発の未来を描く「AI革命(邦題仮)」(原書名:智能革命)の翻訳出版をクラウドファウンディングで行うと発表した。
百度は今、最も注目されている自動運転およびAI企業の一つ。同社が主導する自動運転開発プラットフォームには、トヨタやホンダの他、マイクロソフトやエヌビディアなど世界的テクノロジー企業が参画している。
智能革命では、AIの夜明けである第一次革命から第三次革命までを振り返りつつ、中国政府が掲げる「大脳計画」、百度の「百度大脳」(百度のAI)などの取り組みを紹介。百度の戦略だけでなく、中国はAI分野で何を目指しているのか、そして今、何が起きているのかを俯瞰できるほか、AIの技術的変遷から未来図、自動運転システム、MaaSやCASEなど近年新たに唱えられている概念の背景にある仕組みなどのテクノロジーについても解説している。
この智能革命はまず中国で出版され、発売1か月で10万部以上のベストセラーとなった。その後、英語、韓国語などに翻訳されたが、日本語ではこれまでに翻訳出版されていなかった。そこでセレンディップでは、この智能革命を日本語のダイジェスト版で配信。大きな反響を呼んだ。
今回のAI革命の出版は、クラウドファンディングによる事前予約の形式で実施する。世界では様々な良書が出版されているが、日本以外で話題になっていても日本での大きな販売が見込めないようなジャンルのものは、翻訳出版されにくい傾向にある。そこで、情報工場では、ニッチであってもビジネスやテクノロジーに関する最先端の知見や新しい視点を提供する良書を、それを必要とするビジネスパーソンに届けたいと考え、この形式を採用した。
情報工場では、同社が運営するクラウドファンディングサイトにて、先行予約を開始。予定一般価格から1000円オフの3850円など、特別価格で手に入れることができる。