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ボルボ V90/V90クロスカントリー、先進運転支援システムを強化
ボルボ・カー・ジャパンは、『V90』および『V90クロスカントリー』(Volvo V90)の先進運転支援システムを強化し、9月12日より販売を開始する。
今回の一部仕様変更では、シティセーフティ(衝突回避・被害軽減ブレーキシステム)にステアリングサポート(衝突回避支援機能)を追加した。同機能は、被害軽減ブレーキだけでは衝突を回避できない場合に、ステアリング操作を補って障害物の回避を支援する安全技術。ドライバーによるステアリング操作が障害物の回避に不十分であれば、適切な操作量を確保できるようにステアリング操作を補助する。同時に、前後内輪のブレーキを作動させ、緊急回避操作を安全に行えるように支援する。
またCTA(クロス・トラフィック・アラート)には、衝突回避・被害軽減ブレーキ機能を追加した。同機能は、駐車スペースから後退して出庫するときの安全を確保するための装備。リアバンパーに内蔵したミリ波レーダーによって、接近する車両、歩行者やサイクリストの存在を検知する。検知された場合は警告音でドライバーに知らせるとともに、必要に応じて被害軽減ブレーキを作動させ、衝突の回避または衝突被害の低減をサポートする。
このほか、V90では、PHEVモデル「T8 ツインエンジン AWD インスクリプション」に装備するオレフォス社製クリスタルシフトノブに新デザインを採用。また、T8 ツインエンジンの駆動用リチウムイオンバッテリーの容量を30Ahから34Ahに拡大し、EV走行距離を向上させた。
V90クロスカントリーでは、グレード名称を新型『V60クロスカントリー』シリーズ同様、従来の「モメンタム」に相当する「クロスカントリー」と、「サマム」に相当する「クロスカントリー プロ」に変更した。
価格はV90が691万5741円から992万0371円、V90クロスカントリーが722万1297円から880万円。