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ヤマハ発動機とソニー、低速モビリティ「SC-1」を共同開発…自動運転とエンタメ映像技術を融合
ヤマハ発動機は8月21日、同社の自動運転技術とソニーのエンターテインメント映像技術を融合させたソーシャブルカート「SC-1」を共同開発したと発表した。
SC-1は、室内や車体側面に高精細ディスプレイをビルトイン。車両の前後左右の様子や走行場所に応じた様々な映像、融合現実映像を映し出し、従来の自動車やカートでは提供できなかったエンターテインメント空間をつくりだすことで、より楽しい低速移動を提供する。
また、高感度イメージセンサーや超音波センサー、LiDARで捉えた車両周囲のデータをAI解析することで、最適な運行アシストに加え、道案内や店舗情報、エンターテイメント情報、配信ニュース、広告など、性別・年齢などに基づいた最適な情報を表示することもできる。
ヤマハ発動機はこれまでも、電動のゴルフカーをベースとした試作モデル(2016年発表)や、コンセプトモデル「New Concept Cart SC-1」(2017年発表)の車両開発でもソニーと協力。カヌチャリゾート(沖縄県名護市)での夜間のゴルフ場における乗車体験サービス「Moonlight Cruise」の期間限定実施などを通じて、技術開発や顧客ニーズの検証を重ねてきた。
両社はSC-1を用いたサービスを2019年度内に国内で開始する予定。なお、SC-1の一般販売は予定していない。