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BMW M2 のレーサー開発中、実際のレースで耐久テスト…2020年に発売予定
BMWは8月4日、開発中の『M2コンペティション』(BMW M2 Competition)のレーシングカーのプロトタイプが、実際のレースに参戦して耐久テストを無事に終えた、と発表した。
M2コンペティションは、BMWの小型クーペ、『2シリーズクーペ』の頂点に立つハイパフォーマンスモデルだ。『M4クーペ』や『M3セダン』と共通仕様の直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力410hp/5250~7000rpm、最大トルク56.1kgm/2350~5200rpmを発生する。
トランスミッションは、6速MTまたは7速Mダブルクラッチ。M2コンペティションは、0~100km/h加速4.2~4.4秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。オプションのMドライバーズパッケージでは、最高速が280km/h(リミッター作動)に到達する。
BMWは、このM2コンペティションのレーシングカーを開発しており、同車をカスタマーレーシングの新たな入門モデルに位置付ける方針だ。今回、ドイツ・ニュルブルクリンクで開催されたVLN耐久選手権に、開発の一環として、プロトタイプ車両がテスト参戦した。
プロトタイプは、6時間の耐久レースで28周を完走した。同車は2020年第2四半期(4~6月)から、顧客に納車される予定だ。BMWは、今後数か月の間にさらなる発展を遂げるための貴重な洞察を、BMW Mのモータースポーツエンジニアが得た、としている。