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BMWの次世代EV、『iNEXT』に多角形ステアリングホイール…自動運転と手動運転の切り替えに配慮

  • 《photo by BMW》

BMWグループは7月22日、現在開発を進めている次世代EVの『iNEXT』(BMW iNEXT)に、新開発の「ポリゴナル・ステアリングホイール」を採用すると発表した。

BMWグループは2018年秋、米国で開催されたロサンゼルスモーターショー2018において、EVコンセプトカーのBMW『ヴィジョンiNEXT』をワールドプレミアした。その市販版がiNEXTとなり、2021年からドイツ・ディンゴルフィン工場で生産を行う予定だ。iNEXTは、クロスオーバーEVとなる。

iNEXTには、BMWグループのEVパワートレイン、「eDrive」の最新バージョンを搭載する。1回の充電での航続は、600kmを超える予定。さらに、iNEXTではレベル3の自動運転を可能にする。

BMWグループはこのiNEXTに、新開発のポリゴナル・ステアリングホイールを採用する。多角形の幾何学デザインとなっており、自動運転と手動運転を切り替えられるiNEXTに最適な形状を目指した。

BMWグループによると、通常の円形デザインと比較して、ステアリングホイールの操舵角を、ドライバーが認識することを容易にするという。自動運転から手動運転に切り替わった時、ドライバーは視覚的にも、また手に触れたグリップ部分の形状からも、現在の舵角を瞬時に認識できるようにした。

ステアリングホイールのサイドに組み込まれた光ファイバーは、発光によって高度な自動運転が利用可能であることをドライバーに知らせる。さらに、フラットボトムの形状は乗降性を向上させるとともに、アクティブクルーズコントロールを使用している際には、ドライバーが両脚を曲げることができるよう配慮している。