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自動運転タクシーと空港リムジンバスを連携、世界初の都市交通インフラの実証計画始動

  • 《画像:ZMP》
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  • 《撮影 高木啓》

東京空港交通、東京シティ・エアターミナル(T-CAT)、日本交通、日の丸交通、三菱地所、JTB、 ZMPの7社は、空港リムジンバスと自動運転タクシーを連携させた、世界初の都市交通インフラの実証実験を11月より実施すると発表した。

日の丸交通とZMP、三菱地所は昨夏、丸の内エリアにてZMPが開発した自動運転車両を用い、日の丸交通が自動運転タクシーを走行させ、都心部路線でのドライバー不足の解消等の活用策や、ICT技術を活用した配車サービスの有用性を検証した。今年はこの取り組みをさらに発展させ、成田空港/羽田空港と東京シティエアターミナルを結ぶ空港リムジンバスと自動運転タクシーを連携させることで、空港から都心部へのスムーズな移動を目指す。

自動運転タクシーの走行区間は、東京シティエアターミナルと丸の内パークビルディングを結ぶ約3kmを予定。日本交通と日の丸交通がタクシーサービスを提供する。さらに、空港リムジンバスと自動運転タクシーを組み合わせたサービスの提供を通じて、JTBがMaaSという概念に適応した新たな旅行サービスの商品化に関する検証を行う。

今回の計画では、モビリティの連携により、交通混雑解消や環境負荷の低減を目指すだけでなく、年々増加するインバウンド観光客の移動の効率化や交通弱者のサポート、慢性的なドライバー不足への対応なども企図している。自動運転および複数インフラ連携を用いた今回の計画により、街における先進的な都市交通インフラの導入可能性を検証し、国際都市・東京のさらなる機能向上を目指す。