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トヨタ、自動運転車の公道走行テストを開始へ—欧州初
トヨタ自動車(Toyota)の欧州部門は7月11日、自動運転車の公道走行テストを欧州で初めて開始すると発表した。
この公道走行テストには、先代レクサス『LS』をベースにした自動運転プロトタイプ車を使用する。ルーフには、ライダー(LiDAR)、レーダー、カメラ、高精度測位システムなどを装着。車内には、いつでも自動運転車両制御システムに介入して、それを無効化できるドライバーと、システム全体を監督するオペレーターが同乗する。
トヨタは自動運転システムの検証、ドライバーの訓練、ルートの分析、テストコースでのシミュレーションと走行など、数か月にわたって公道テストに向けた準備をしてきた。今回、欧州の公道における自動運転車の初の走行テストを開始する。
公道走行テストは、ベルギー・ブリュッセルの市街地において、今後13か月間にわたって行われる。複雑で予測不可能な歩行者や自転車の動きが、自動運転システムに与える影響を研究することが狙いだ。トヨタは、日本と米国での公道テストの成功を受けて、今度は欧州ならではの環境の下で、公道テストを行う、としている。