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【メルセデスベンツ EQC】上野社長「コアバリューをそのままにゼロエミッションを実現」
メルセデス・ベンツ日本は電気自動車『EQC』(Mercedes-Benz EQC)の商談予約受付を7月18日からオンラインショップを通じて開始すると発表した。価格は1080万から1200万円。納車は10月以降を予定しているという。
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は7月4日に都内で開いた発表会で「EQCはメルセデスベンツのコアバリューである安全性、快適性、利便性、操縦安定性をそのままにゼロエミッションを実現している」と述べた。
さらに「80kWのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離は実に400kmを実現。6kWまでの交流普通充電のほか、急速充電チャデモにももちろん対応している。デザインはシンプルかつシームレスなフォルムが特徴で、ひと目でEQだとわかる印象的なものになっている。また装備面においても対話型インフォテイメントシステムのMBUXや、フラッグシップモデルの『Sクラス』と同等の最新の安全運転支援システムを採用している」と紹介した。
EQCには前後のアクスルにそれぞれ1基のモーターを搭載し、最高出力408馬力、最大トルク765Nmを発生する。低負荷領域では前のモーターだけで走行し、走行状況に応じて後ろのモーターも稼働させるとともに、前後のトルク配分を調整することで、優れた四輪駆動のドライビング特性が得られるようになっているとしている。
EQCはメルセデスベンツが日本市場に初めて投入する電気自動車となるが、上野社長は「ダイムラーは2022年までに電気自動車を10モデル以上発表、そして2030年までには(電動モビリティのブランドである)EQブランドの販売比率を実に50%以上にすると宣言している。今後、日本でもEQブランドモデルを順次導入していく予定」との方針を示した。
EQCの発売に合わせて新たな販売促進策も導入する。そのひとつがオンラインストアでの購入方法の拡充で、「残価設定型ローンに加えて、新たにリース契約満了時に残価差額の清算が不要なクローズエンドリースと、クレジットカードでの決済払いも追加し、お客様にあった支払方法をお選び頂けるようにした」という。
また全国に約2万1000基ある提携充電ステーションを1年間無償で利用できるメルセデスミーチャージや、ユーザーの自宅などに設置する交流普通充電器の充電用ウォールユニットの無償提供に加えて、「設置に関わる費用負担を軽減するため、10万円のサポートも行っていく」とのことだ。