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【マツダ6 改良新型】アテンザ改め、2.5リットルターボを新設定
マツダは7月4日、同社のフラッグシップモデルである『アテンザ』を改良し、車名も海外で採用している『MAZDA6』(マツダ6)に変更して同日から予約受注を始めたと発表した。発売は8月1日。
車名の変更は、5月に売り出した新型アクセラを『MAZDA3』(マツダ3)と改めたのに次ぐ措置で、秋ごろには『デミオ』も改良を機に、海外名である『MAZDA2』(マツダ2)に変更する方針だ。
マツダ6の改良モデルは、従来どおりセダンとワゴンの2タイプがある。エンジンは2.0リットルと2.5リットルのガソリン(SKYACTIV-G)、2.2リットルのクリーンディーゼル(SKYACTIV-D)というこれまでのラインナップに2.5リットルのガソリンターボ(SKYACTIV-G2.5T)を加え、ハイパフォーマンスを求める顧客層にもアプローチする。
ターボエンジンのトルクは、4.0リットルのV8型自然吸気エンジン並みとしており、力強い加速感をアピールしていく。エンジン音についても「高揚感」を得られるようにチューニングしたという。ターボ車については、変速機(AT)のギア比を加速重視に設定するとともに、フロントブレーキのデイスクを17インチ(既存の2.5リットル車は16インチ)に大口径化し、制動性能を高めている。
マツダは5月に発表した中期経営方針で、「お客様の多様化に対応する視点で、上級エンジンモデルの設定など『価格カバレッジの拡大』に取り組む」(丸本明社長)という方針を示した。国内向けマツダ6へのターボ設定は、その具体化策ともなる。価格(消費税込み)は284万円台から423万円台で、従来モデルとほぼ同等としているが、新設定のターボ車(423万9000円)が最高値モデルになった。
走行性能についてはコーナリング時などのブレーキ制御によってドライバーと車両の一体感やハンドル操作の安心感を高める最新技術「G-ベクタリングコントロールプラス(GVCプラス)」を全グレードに標準設定している。従来モデルのアテンザは6月14日で生産を終了しており、在庫が無くなり次第、販売を終了する。