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日産 NT450アトラス、環境性能向上でクラス唯一の九都県市指定「超」低公害車に指定
日産自動車は、小型・中型トラック『NT450アトラス』を一部仕様向上し、7月2日より販売を開始した。
NT450アトラスは、高効率エンジン「4P10」と排出ガス後処理技術「再生制御式DPF+尿素SCR」による高い環境性能、デュアルクラッチトランスミッション「DUONIC 2.0」による変速ショックの少ないスムーズな走りと優れた燃費性能などで好評を得ている。
今回の仕様向上では、平成28年排出ガス(ポスト・ポスト新長期)規制をクリアするとともに、平成28年排出ガス規制値より、NOx30%低減レベル、PM30%低減レベルを達成し、クラストップレベルの低燃費11.8km/リットル(重量車モード燃費値)を実現した。これによりクラス唯一の九都県市指定低公害車(平成21年基準)「超」低公害車に指定(予定)。また、全車が平成27年燃費基準「+10%」を達成している。
DUONIC 2.0搭載車はエンジン始動の際にエコモードがオンになる改善を行うことにより快適性と燃費性能を向上。加えて、安全装備として「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)〔TCS機能含む〕」、「インテリジェント エマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)」、「LDW(車線逸脱警報)」を全車標準設定し、ASV減税の対象となった。
また、シングルキャブ車に、「電動パーキングブレーキ」をオプション設定することで安全性を向上。併せて、車両総重量6トンクラスモデルでは、フロントサスペンションをリーフリジッドから独立懸架に変更し、操安性・乗り心地を向上させた。そのほか、AM/FMラジオは全車Bluetoothに対応した。
なお、今回の仕様向上に伴い、ハイブリッド車の設定は廃止。NT450アトラスは、三菱ふそうトラック・バスからのOEM供給車となる。
価格は2WD シングルキャブ 標準キャブ 標準ボディ フルスーパーロー DXが502万9560円など。