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【メルセデスベンツ Bクラス 新型】上野社長「国産車オーナーも意識」
メルセデス・ベンツ日本は6月6日、全面改良した『Bクラス』の予約注文を開始した。クリーンディーゼルエンジンを初設定したほか、対話型インフォテイメントシステムMBUXを標準搭載したのが特徴。
メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は同日都内で開いた発表会で、新型Bクラスについて「荷物もたくさん積めるということで、いろいろなお客様にBクラスはご好評頂いている。ディーゼル車を今まで持っていなかったが、今回追加することで、長い距離を楽しんで乗って頂けるように商品の位置づけを図った」と説明。
さらに「ファイナンスパッケージを使えば、毎月、比較的安価で乗れるということで、国産車オーナーの方々も意識して今回出してきた」とも。
ちなみに新型Bクラスの価格は1.4リットルのガソリンエンジンモデルの「B180」が384万円、初のクリーンディーセルモデル(2リットルディーゼルターボ)の「B200d」が422万円となっている。
クリーンディーセルモデルの販売比率に関して上野社長は「ディーゼルは3割、もしかすると4割までいくかもしれない」との見通しを示しつつも、「最初の思惑とは違う状態になってくれば、臨機応変にやっていきたい。予約受注を始める中で今後の生産を変更していこうと思っている」とした。
メルセデス・ベンツ日本は『Aクラス』にもクリーンディーゼルモデルを追加設定し3月から予約注文を受け付けているが、「5月単月だけでいきなり1000台くらいの予約が入った。かなりディーゼル待ちのお客様がいらっしゃって、とくにディーゼルの力強いパワーや燃費、燃料代に魅力を感じられてディーゼルシフトが日本で行われている気がする」とのことだ。
メルセデス・ベンツ日本ではAクラスやBクラスが属するコンパクトセグメントでの品ぞろえを強化しているが、上野社長は「Aクラスも今後、セダンがでてくる。Bクラスのようなスペーシィーなクルマや、SUVタイプの『GLA』、または『CLA』のように尖った4ドアクーぺ、いろいろな選択肢をご提供するというのがバランスの取れたやり方だと思っている」と話していた。