注目の自動車ニュース
ドアとウィングに天然繊維複合材…ポルシェ ケイマンGT4 新型、ニュルで公開前ラストラン
ポルシェ最強のエントリークーペ、新型『718ケイマンGT4』市販型プロトタイプが、デビュー前最後の高速テストをニュルブルクリンクで開始した。
残すはエンブレムの装着みとなったフルヌードのエクステリアは、冷却効果が向上したコーナーエアインテーク、シャープなフロントスプリッター、新デザインのサイドエアダクトや大型リアウィングが見てとれる。そのほか、ツインエキゾーストパイプはディフューザーの間に装備されるなど、レーサーの『718ケイマンGT4クラブスポーツ』にインスパイアされたデザインとなりそうだ。
また、ドアやリアウィングには天然繊維コンポジットを採用し、約110ポンド(50kg)の軽量化が図られる。重量と剛性の点でカーボンファイバーに似ているが、亜麻と麻から作られているのが特徴だ。
パワートレインは、最新の「Euro 6d」ガス規制に対応する4.0リットル水平対向6気筒NAエンジンを搭載。最新世代では、新たしいガソリンパティキュレートフィルター、高圧インジェクター、スロットボディを追加。この最新バージョンは『911スピードスター』でデビューしたものだ。
ワールドプレミアは、6月の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」が有力で、価格は13万4000ユーロ(約1600万円)からと予想されている。