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ZMP、車載統合計測システムに3つのラインアップを設定 目的に応じたパッケージを提供

  • 《写真 ZMP》
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ZMPは、車載統合計測システム「ロボデータロガー」について、「簡易計測パターン」「標準計測パターン」「カスタマイズ計測パターン」の3つを設定し、5月21日より販売を開始した。

ADASや自動運転技術の開発では、公道での走行データ取得が重要だが、使用するセンサーの種類も多岐にわたり、設計から開発までの技術工数は増加。クライアントの多種多様なニーズに応えるために、データ計測工数は増大傾向にある。

ZMPでは、車両CAN情報、車内外撮影カメラ、レーザーセンサー、位置・姿勢情報など、複数種類のセンサーに関して簡単操作で同時計測できる「車載統合計測システム」を販売していたが、顧客の要望をふまえて3つのラインアップを設定し、目的に応じた計測システムを提供する。

小型PC・タブレットPCをベースとした簡易計測パターンは、加速度センサー、GPSセンサーなどシンプルなセンサー構成。設置が簡単で、車両への取付・付け替えを容易に行うことができる。標準計測パターンは、車外カメラやドライバーモニタリング用カメラ、車両CAN、GPS、加速度センサーなど車両データ取得に不可欠なセンサをパッケージ。要望に応じて、心電・心拍などの生体センサも追加できる。カスタマイズ計測パターンは、標準計測パターンにステレオカメラ、LiDARを追加可能。HW同期可能な産業用カメラにも対応し、車両の全周囲計測や開発中のセンサーのリファレンス計測にも活用できる。

今回のラインアップ設定により、システムを一から検討するケースと比べて導入検討にかかる工数を大幅に軽減できる。