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メルセデスAMG史上最速、650馬力の「GTブラックシリーズ」、2020年発売へ
メルセデス『AMG GT』ファミリーの頂点に君臨する『AMG GTブラックシリーズ』市販型プロトタイプを、スクープサイトSpyder7のカメラが初めて捉えた。
ブラックシリーズに関しては、数年前からそれらしきプロトタイプが目撃されていた。しかしどれも確証がなかったが、複数の関係者の話からこれが本物の市販型で間違いなさそうだ。
捉えた開発車両は『AMG GT Rプロ』と多くの類似点を共有しているが、いくつかの違いも見られる。フロントエンドには、パナメリカーナグリルと接するカナード、フロントリップスポイラーを装備。またそれを支えるブラケットはGT Rプロより明らかに大型だ。
サイドには、フロントフェンダーのエアベントにカナードが装着され、サイドスカートや大型ブレーキキャリパーも確認できる。リアエンドでは、大型のリアウィング、クワッドエキゾーストパイプも専用のデザインとなっている。
その心臓部には、GT Rプロと共有する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。GT Rプロでは、最高出力585psを発揮し、「63S 4ドアクーペ」では最高出力639ps発揮するが、このブラックシリーズではそれらを凌駕する650psも噂されている。またGT Rプロからの大幅な軽量化が図られるため、F1エンジンを搭載するハイパーカー、『One』を除けば史上最速のAMGモデルになることは間違いないだろう。
メルセデスAMG最高経営責任者であるトビアス・メアース氏は、このブラックシリーズが2020年にも発売されることを示唆している。