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ボッシュ、二輪車向け安全運転支援システムの公道試験開始 2020年から量産

ボッシュは、日本初となる二輪車向け安全運転支援システムの公道試験を3月より開始したと発表した。

今回の公道試験では、サラウンドセンシング技術を活用したアドバンスト ライダー アシスタンス システムを東京都、神奈川県、栃木県の高速道路で検証する。

同システムは、レーダーを使った自動車のADAS(先進運転支援システム)の関連技術をベースに開発。ACC(アダプティブ クルーズ コントロール)、衝突予知警報、死角検知で構成し、二輪車の安全性と走行快適性を向上させる。

ACCは、交通の流れに合わせて車速を調整し、前走車との安全な距離を維持できるため、前走車との距離が不十分だったために発生する追突を効果的に防ぐことができる。ACCを装備することで、ライダーは利便性の向上を感じるだけでなく、渋滞の中でも走行により集中できるようになる。

衝突予知警報では、他の車両が危険なほど接近し、ライダーがその状況に何も対処しないことを検知すると、聴覚的、または視覚的な信号を通じてライダーに警告する。

死角検知は、車両の周囲をモニターし、ライダーが安全に車線を変更できるように支援。レーダーセンサーがライダーから見えづらい位置にある対象物を確認し、ライダーの死角に車両が来た際には、ミラーに視覚信号などを表示し警告する。

アドバンスト ライダー アシスタンス システムは2020年から量産され、最初にドゥカティとKTMのモデルに搭載されることが決定している。