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オペル『コルサ』4年連続ドイツ小型車販売首位に、現行モデルが累計生産100万台
オペルのBセグメントコンパクトカー『コルサ』の現行モデルが、累計生産台数100万台を突破した。現行モデルは過去4年連続でドイツ国内の小型車販売台数首位を獲得。英国でも3年連続(2021年~2023年)でセグメントトップの座を守り続けている。
2019年に発売された現行コルサ(F型)は6代目で、スペインのサラゴサ工場で生産されている。2025年第1四半期の欧州(E29)における新車登録台数は、前四半期比18%増を記録。1982年の初代モデル発売以来、世界累計販売台数は約1500万台に達している。
コルサの人気は販売実績にも表れている。ドイツ連邦自動車局(KBA)の統計によると、現行モデルは過去4年連続でドイツ国内の小型車販売台数首位を獲得。英国でも3年連続(2021年~2023年)でセグメントトップの座を守り続けている。2025年第1四半期も両国で首位を維持。さらにクロアチア、オランダ、ノルウェー、スロベニアでもトップ3入りを果たした。
この成功の背景には、特徴的なデザインや先進技術の採用、多様なパワートレインの選択肢などがある。電気自動車の「コルサ・エレクトリック」は、51kWhバッテリーと115kW(156hp)の出力により、1回の充電で最大429kmの走行を実現。これは従来モデルから約6%(24km)の航続距離向上となる。
オペルは今後もコルサの継続的な開発を進め、さらなる魅力向上と実用性の追求を行っていく方針だ。多彩なラインナップと高い実用性を武器に、コルサは今後も欧州小型車市場での成功を続けていくことを目指す。