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「攻殻機動隊に出てきそう」キャデラックの“右ハンドル”新型EV『リリック』がSNSで話題に
GMジャパンは3月8日より、キャデラック初の電気自動車(BEV)である『リリック(LYRIQ)』を発売した。右ハンドル仕様のみの展開となるのもトピックだ。ゴールデンウィークには東京ミッドタウンで展示イベントも開催されるなど話題の新型車に、SNSでは「普通に気になるね」「乗り心地も良さそう」などのコメントが寄せられている。
リリックはキャデラックの新時代を象徴するラグジュアリーEVとして、ゼロエミッションと先進技術を両立。専用の電動プラットフォームにより前後モーターのeAWDを採用し、最高出力384kW(約522ps)、最大トルク610Nmを発揮。ドライブモードは4種類を備え、ワンペダルドライブや高効率な回生ブレーキ(最大0.4g)も搭載する。
バッテリー容量は95.7kWhで、航続距離は最大510km(メーカー参考値)。充電は自宅の100V/200Vに加え、CHAdeMO対応の急速充電にも対応する。
外観は3m超のロングホイールベースと21インチホイール、縦型LEDヘッドランプや、1967年型『エルドラド』へのオマージュとなるリアランプなどで重厚感を演出。内装は33インチ湾曲LEDディスプレイや浮遊感あるセンターコンソールが未来感を強調する。
インテリアには「Inteluxe(インタラックス)」という非動物由来素材を使用し、ドアパネルには光の演出「KOMOREBI(こもれび)」を採用。アンビエントライトは126色から選べ、サステナブルかつ高級感ある空間を実現している。価格は税込1100万円からで、デリバリーは2025年夏以降が予定されている。
そんなアメリカンラグジュアリーEVにX(旧Twitter)上では、「やっぱキャデラックええなー BEV乗るならリリックがいいな」「普通に気になるね」「乗り心地も良さそう」「やっぱキャデラックええなー BEV乗るならリリックがいいな」「充電スタンド行ったらキャデラックのEV(リリック)がいた。かっこいい」「攻殻機動隊とかに出てきそう」などのコメントが寄せられている。
また米トランプ大統領がアメリカ車が日本で売れていないことを非関税障壁として問題視していることを受け、「サイズの大きさ」や「左ハンドル車しかない」ことなどが要因だと指摘する声も上がっているが、リリックは(サイズはともかく)右ハンドルを用意していることから「売る気になればアメ車でもしっかり右ハンドルにしてその他も日本の法規に合わせてくる」など、メーカーの努力を評価するコメントも見られた。
ただ1100万円という価格には、「アメリカ生産となるとやっぱりこうなっちゃうよね… リリックめっちゃカッコいいし欲しいけどね」「欲しいけど買えない」など、嘆きのコメントも寄せられていた。
リリックは「CADILLAC PLACE “MEET LYRIQ”」と題した展示イベントをすでに名古屋、大阪で開催。4月26日~4月29日には東京ミッドタウンで展示される。実車を見て触れて、キャデラックの未来を感じることができる貴重な機会となる。