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シトロエン『C3』新型、セルビアでも生産開始…13万台超の受注好調を受けて
シトロエンは、セルビア中部のクラグイェヴァツにあるステランティスの工場で新型シトロエン『C3』の生産を開始した。
新型C3は、すでにスロバキアのトルナバ工場で生産されているが、セルビアでの生産開始により、欧州での生産能力が拡大される。クラグイェヴァツ工場は2022年から2024年にかけて近代化され、新しいスマートカープラットフォームと電気自動車モデルの生産に対応できるようになった。
シトロエンによると、新型C3は発売以来13万台を超える受注を獲得しており、そのうち30%が電気自動車版だという。2025年第1四半期には、フランスの電気自動車販売で2位、フランスとイタリア市場の総販売台数で3位を記録している。
新型C3は、ガソリン、ハイブリッド、電気の3つのエネルギーオプションを提供し、快適性や多用途性、日常的な性能を損なうことなく、手頃な価格で移動手段を提供することを目指している。電気自動車版は、WLTPサイクルで320km以上の航続距離を実現している。
シトロエンは、新型C3のスタイルの簡素化から工場選択、新プラットフォームの採用まで、魅力的な価格設定を可能にするよう設計したという。同社は、この新型C3を通じて、エネルギー転換に対応しつつ、自由の象徴としての自動車をより多くの人々にアクセス可能にすることを目指している。