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トヨタ『アーバンクルーザー・ハイライダー』改良モデルをインド発表、スズキ『グランドビターラ』のOEM車

  • 《photo by Toyota》
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トヨタ・キルロスカー・モーター(TKM)は、ハイブリッドSUV『アーバンクルーザー・ハイライダー』の改良新型をインドで発表した。スズキ『グランドビターラ』のトヨタ版となる。

安全性、快適性、利便性を向上させる新機能の追加により、顧客ニーズと市場動向に対応した進化を遂げている。

安全面では、全グレードに構造強化が施され、6エアバッグが標準装備となった。また、一部グレードの自動変速機モデルに電動パーキングブレーキ(EPB)が追加された。

性能面では、AWD車に新たに6速オートマチックトランスミッション(6AT)が採用され、従来の5速マニュアルから進化を遂げた。

快適性と利便性の向上も図られている。上位グレードには8ウェイ電動調整式ドライバーシート、リアドアサンシェード、アンビエントライティング、運転席・助手席シートベンチレーションなどが追加された。また、タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)の搭載グレードが拡大され、Type-C USB急速充電ポート(15W)も導入された。

さらに、全グレードにLEDスポット・リーディングランプが標準装備となり、一部グレードには車内空気質表示機能が追加された。スピードメーターも視認性が向上し、より明確な情報表示が可能になった。

アーバンクルーザー・ハイライダーは、2021年の発売以来、トヨタのグローバルSUVの伝統を受け継ぎつつ、大胆なスタイリング、先進技術、環境性能を融合させたモデルとして注目を集めてきた。今回のアップグレードにより、さらに幅広い顧客層への訴求力が高まることが期待される。

TKMは、これらの最新アップグレードにより、アーバンクルーザー・ハイライダーがさらに多くの顧客に支持され、インドのベストセリングSUVとしての地位を強化すると自信を示している。単なる性能と効率の向上にとどまらず、ハイブリッド技術、安全性、コネクテッドモビリティの新基準を打ち立て、現代の顧客ニーズに合わせた未来志向の運転体験を提供する、としている。