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VW、電動コンセプトカー3車種を「上海モーターショー2025」で初公開へ
フォルクスワーゲンは、4月23日に中国で開幕する上海モーターショー2025において、電動コンセプトカー3台を初公開すると発表した。
今回披露されるのは、同社の中国の3つの合弁会社が開発したモデル。一汽フォルクスワーゲンによる電気セダン、上汽フォルクスワーゲンによるBセグメントの電動SUV(レンジエクステンダー技術搭載)、そしてフォルクスワーゲン安徽による全電動SUVの3モデルだ。
これらのコンセプトカーは、技術面とデザイン面の両方で、フォルクスワーゲンの新しい「中国DNA」を体現している。さらに、開発期間を30%以上短縮したという。
上海で公開される3台のコンセプトカーは、いずれも新エネルギー車(NEV)に分類される。中国におけるNEVカテゴリーには、全電動車に加え、プラグインハイブリッドやレンジエクステンダー搭載車も含まれる。
フォルクスワーゲンは2027年までに、NEVカテゴリーだけで20以上のモデルを中国市場に投入する計画を立てている。これにより、あらゆる顧客ニーズに対応できる電動車のラインナップを提供することを目指している。
上海モーターショーは1985年以来、北京で開催されるオートチャイナ(北京モーターショー)と交互に2年ごとに開催されており、世界最大規模の自動車展示会として知られている。2年前の開催時には、17か国から1000以上の出展者が参加し、約36万平方mの会場で製品やサービスを紹介している。