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「型破りなアイコンを生み出した」フェラーリ『12チリンドリ』、Car Design Award2025を受賞
フェラーリ伝統のV型12気筒自然吸気エンジン搭載の最新モデル『12チリンドリ』が、自動車デザイン界で最も権威ある賞の一つ「Car Design Award(カー・デザイン・アワード)2025」を受賞した。
授賞式は、「ミラノデザインウィーク2025」の中で、ADIデザインミュージアムで開催。フェラーリを代表してフラビオ・マンゾーニ最高デザイン責任者がこの栄誉ある賞を受け取った。
Car Design Awardは1984年に創設され、自動車デザインの進化に大きく貢献したプロジェクトを表彰している。国際的に著名な自動車専門誌の代表者で構成される専門家の審査員によって選出される。
フェラーリは1984年以来、市販車カテゴリーで5度目の受賞となる。最初の受賞は1985年の『テスタロッサ』で、その後2020年に『ローマ』、2022年に『296 GTB』、2023年に『プロサングエ』が続いた。同年、フェラーリのデザインチームはブランドデザイン言語カテゴリーでも受賞している。
ADIの審査員は12チリンドリを選んだ理由として、「12チリンドリのデザインは、1950年代と1960年代のフェラーリV12の歴史的本質を凝縮し、現代の空力学的要件を考慮して再解釈している。伝統との不可分な結びつきが未来を見据え、スポーティさとエレガンスという2つの魂を融合させ、型破りなアイコンを生み出した」と評価した。