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伝説の「タイプH」モチーフにしたシトロエンの商用車が登場、車体に「波板デザイン」採用

  • 《photo by CITROEN》
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シトロエンは、商用車『ジャンピー』の30周年を記念した特別仕様車『ジャンピー タイプHパック』を欧州で発表した。1947年から1981年まで生産され、日本でも「Hトラック」として知られる伝説の商用車「タイプH」をモチーフにしたデザインを採用しているのが特徴だ。

ジャンピー タイプHパックは、電気自動車(BEV)版とディーゼルエンジン版の2種類が用意される。電気自動車版は100kW(136hp)のモーターと75kWhのバッテリーを搭載し、1回の充電で最大352kmの走行が可能だ。一方、ディーゼル版はBlue HDi 180 S&S EAT8エンジンを搭載し、400Nmのトルクを発生する。

この特別仕様車の特徴は、タイプHの象徴的な波板デザインを側面と後部に採用していることだ。また、17インチのダイヤモンドカットアルミホイールやLEDヘッドライトなど、スタイリッシュな外観も魅力の一つとなっている。

内装では、10インチのデジタルメーターパネルや10インチのHDタッチスクリーンを装備し、最新のインフォテインメントシステムを提供している。さらに、ダイナミックサラウンドビジョンシステムにより、運転時や駐車時の視認性を大幅に向上させている。

シトロエンは、この特別仕様車が専門家のニーズに応える高い実用性と快適性を備えていると強調している。ジャンピー タイプHパックは、フランスをはじめとするヨーロッパ9か国で販売される予定で、価格はディーゼル版が4万1400ユーロ(約664万円)から、電気自動車版が5万1000ユーロ(約818万円)からとなっている。