注目の自動車ニュース

『マツダ6e』中国で生産開始、グローバル戦略車の量産体制確立

  • 《photo by Mazda》
  • 《photo by Mazda》
  • 《photo by Mazda》
  • 《photo by Mazda》
  • 《photo by Mazda》

マツダと長安汽車の中国合弁、長安マツダは南京工場で、マツダの新型電気自動車『マツダ6e』の量産を開始した。

これは、マツダのグローバル戦略車が本格的な量産段階に入ったことを示している。同時に、長安マツダは新戦略計画を発表し、南京工場を新エネルギー車の輸出拠点として正式に始動させた。

マツダ6eは、ブリュッセルモーターショーで世界初公開され、欧州とタイ市場への投入が発表されていた。今回の生産開始により、長安マツダの「研究開発・製造・輸出」を一体化したグローバル新エネルギー車ラインナップの構築が本格的に始まったことを意味する。

南京工場で生産されるマツダ6eは、欧州や東南アジアなどのグローバル市場に同時供給される予定だ。これにより、中国製造がマツダの電動化時代における競争力強化に貢献することになる。

マツダ6eは、マツダと長安汽車という2つの百年企業の深い協力の結晶という。設計、研究開発から生産まで、マツダのグローバル統一基準に厳密に従っており、中国車でありながら世界基準の車両となっている。南京工場は、マツダの百年にわたる自動車製造技術と長安自動車の先進的な電動化技術を融合させ、スマート生産ラインと効率的な管理モデルにより、マツダ6eの品質を世界トップレベルに保証している。

安全面では、マツダ6eは欧州市場の厳しい安全基準を満たしている。全車に9つのエアバッグを標準装備し、車体の86%に高強度鋼を使用するなど、同クラスでトップレベルの安全性能を実現している。

走行性能においても、マツダ6eはドイツの制限速度のない高速道路でテストを完了。5.6mの最小回転半径は、欧州の狭い都市道路や山岳路に適している。

長安マツダの新戦略は、新エネルギー分野への大規模投資を示すものだ。今後、さらに多くの純電気自動車やプラグインハイブリッド車(PHEV)を投入し、2025年には新型SUVの発売も予定している。