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「日産はスポーツカーを復活させる!」エスピノーサ新社長
「日産はスポーツカーを復活させる!」。4月1日付で日産自動車の社長に就任したイヴァン・エスピノーサ氏は、新型車投入計画(3月26日発表)の説明会でそう語った。
日産のホームページの「ラインアップ」から「スポーツ&スペシャリティ」を見ると、掲載されているのは『GT-R』と『フェアレディZ』の2車種だけだ。しかもGT-Rは2025年でモデルライフが終了することが決まっている。すでに『スカイラインクーペ』もドロップアウトし、残るはZだけになる。
社長になる前はチーフプランニングオフィサーを務めていたエスピノーサ氏は、新型車投入計画のプレゼンテーションで、「スポーツカーは日産のDNA、復活させるのは使命だ。利益を求めるのではない。ブランドそのものなのだ」と語った。新型スポーツカーの具体的な投入計画については言及しなかったが、スポーツカーが復活するとして、そのイメージを「手頃な価格で入手でき、毎日乗れる車」と述べた。
メキシコ出身のエスピノーサ社長が子どもの頃から日産に抱いていた印象は「手頃な価格でありながら信頼性に優れた車のメーカー」というものだった。そこに「300ZX」が登場して、「日産はこんな車もできるんだ!」と驚いたという。