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商用バンなのにカッコイイ! フィアット『スクード』にスポーティ仕様「Sデザイン」登場
フィアットは、商用バンの『スクード』とEV版の『Eスクード』に、欧州で「Sデザイン」を設定すると発表した。
この新モデルは、機能性とスタイルを融合させた軽商用車(LCV)で、アイコニックなイタリアンブランドのイメージを現代的なスポーティールックで表現している。
スクードとEスクードのSデザインは、実用性を重視しながらも美しさを追求する顧客向けに開発された。車体側面には大きくフィアットのロゴが配置され、ブランドの伝統と現代的な魅力を表現している。また、リアアクスル上の斜めのストライプが車両の積載能力を強調し、動きと力強さを視覚的に表現している。
この特別シリーズは、内燃機関(ICE)版と電気自動車(BEV)版の両方で展開される。ICE版はVAN L2H1 2.0 BlueHdi 180hpの自動変速機モデル、BEV版はVan L2 BEV 75kWhバッテリー、100kW(136hp)の電気モーターを搭載し、WLTPサイクルで352kmの航続距離を実現している。
両モデルには、さまざまなオプションパックが用意されている。アイコンパックには塗装済みバンパーやLEDヘッドランプが含まれ、スタイルと性能を向上。また、ウィンターパックには前席シートヒーターや革巻きステアリングヒーターが装備され、寒冷地での使用に適している。
安全性と効率性を重視し、180度のビューを提供するダイナミックサラウンドビューカメラや、フロントパーキングセンサー、ブラインドスポット検知システムなどの先進安全装備も搭載した。
フィアットは、このスクードとEスクードのSデザインを通じて、実用性とスタイルを両立させた現代的な商用車の新しい基準を示すことを狙う。イタリア、フランス、ドイツ、ベルギー、オーストリアなど、ヨーロッパの主要市場で販売される予定だ。